こんにちは、ぺこりんです。
私達人間が生きていくうえで、精神的な柱となる、自己肯定感。
それを育むのに、良く、
「好き」を大切にしましょう
と言うのを、言われたり見かけたりすることは多いのではないでしょうか。
わかる。今ならわかるんです。それはとても大切なことだと。
でも、こう言われて、
「好きなもの………何だっけ……?」
と、固まってしまう人も、一定数、見てきました。
「好き」を叩き伏せられる衝撃
これは私の話。小学校3年生頃。
家族でテレビを見ていたら、歌番組で誰か女性アーティストが、黒髪ぱっつんポニテで出てきたんですよ。
私にはそれがとても素敵に見えて、つい
「あの人キレイだねえ」
と言ったんです。
そしたら母が、
「アンタこの人をきれいだと思うの?」
ってせせら笑ったんです。
もう、とてもとても恥ずかしくて。
そして「恥ずかしい真似はするな」と育てられた私は(これについてはまた今度ね)、
「こんな恥ずかしい目に合うなら、二度と何が好きかなんて言わない」
と、幼心に誓ってしまったのでした。
さて、こんな誓いを立ててしまうと、弊害しかなかったです。
学校で「どれが好き?」って言われても、まず、みんなに合わせた無難な回答を選びます。
「だよねー!みんなこれ好きだよねー!」に安心感を感じます。
そんなことを繰り返すうちに、自分の「好き」を感じるアンテナはどんどん劣化して、とうとう小学校では表現することを諦めていました。
…早くないか諦めるのが。
オタクが救ってくれた
中学に入って、ちょっと変化がありました。
この頃に、聖闘士星矢がブーム来たんですよ。
今の表現で言うなら、見事に沼りまして。
これを共通言語として、やっと、「私紫龍が好き」と、友達と話せるようになりました。
はい、紫龍押しでした。次点は氷河。(聞いてない)
今思えば、沼ったのは、星矢そのものの良さもありますが、語れる友達ができたのが嬉しかったのかも知れません。
だって「好き」を表に出しても、誰も貶さないんだもの。
そうかここなら大丈夫なんだ、と。
それでも、親には絶対言いませんでしたけどね。根に持つんだよ子供はよ。
…まあ、私はこの頃から、立派にオタクの片鱗を見せてたわけですね!はっはっは。
まず、受け止めてもらう経験を
自分の「好き」を知って、大切にするというのは、ひいては、自分の心を大切にすること。
幼少期の私は、ずっと、笑われないことだけ考え、目の前の誰かが望む答えを出すことに必死でした。
私の「好き」は恥ずかしいもの
私の「好き」は必ず否定される
そんな思い込みにとらわれていました。
エミークに出会った私は、そんな自分に、
「そんなことないよ、私はあなたの好きを知れてとても嬉しいし楽しい!!」と、声をかけまくりました。
今では、自分の表現ができると同時に、誰かの好きも「そっか〜そうなんだ〜」と受け止められるようになりました。何なら知らない世界も覗けるので興味深いです。
そうか、今気づいたけど、このスタンスのおかげで、対人関係がだいぶ滑らかになってるな。
「好き」を探すなら、信頼できる人と
かつての私のように、
「好き」を表に出してはいけない
私の「好き」は、受け入れてもらえない
などといった思い込みを持つ場合、まずその思いに気づくところから始まります。
が。
これがひとりでは難しい。
だって、あまりに当たり前になりすぎて、思い込んでることにすら気づけないから。
だから、真摯に話を聞いてくれる人と対話しながらやるのがオススメです。
…まだそこは、AIより分があるんじゃないかと思ってますww
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コンビニの棚の前で「食べたいものがわからん」となるなら、一度お話してみませんか。
なんでも話せる場所を用意して、お待ちしています。


國枝 弓

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