「前向き」だけが、いいことなのか

こんにちは。ぺこりんです。

「前向き」
この言葉に、肯定的になれない人も、多いと思う。
却って気負ってしまいそう、とか。
すごく疲れそう、とか。

「前向き」、大いに結構。
でも、「後ろ向き」だって、決して悪いことではないと思うんだ。
というか、優劣や善悪で語るものじゃないと。

例えば、叶えたい夢があるとか、実現したいビジョンにもう少しでたどり着けるとか、
そういう、「努力が苦にならないとき」は、放っておいたって前を向けるし、多少無理をしてでも頑張れると思う。

しかし、人生、そんな調子のいいときばかりだろうか?

昨今の「ポジティブ礼賛」の煽りで、「停滞」や「過去を振り返る」ことが、良くないことのように語られるのを時折見かける。
停滞を、現状維持を、許さない空気が、私には、ちょっと息苦しい。

留まれば、そこからの景色が良く見えて、先にある落とし穴に気づける、かも。
過去を振り返ると、この先へのヒントが見つかる、かも。
そんな悪い話ではないと思うんですよ。

それに。
先へ進む恐怖が強すぎて視界が狭いときに、その気持ちを「見なかったことにして」突き進むのは、ちょっと違う気がする。
置き去りにした気持ちは、そのあと、何度でも、「私に気がつけ」と、目の前に立ちはだかる。
大変ですよ。

人生は波のようなもの。
良いときも悪いときもある。
前を向けるときも、どうにもしんどいときも、あっていい。

どうか、己の気持ちに正直に。
まずは、「あー私今めっちゃこわいーーーー」からでいい。
そして、どんな気持ちでも、「こんなことを考える私はダメなやつだ」って思わないで。


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國枝 弓

オーナーkauholapeco
愛知県豊田市在住。夫と息子(2012年生まれ)の3人家族。 子育てや人間関係のモヤモヤを晴らし、真になりたい自分への道を伴走するカウンセラー。あとアクセスバーズもできます。 料理とコスメは話し出すと長い。でもってオタク。推しは尊いんじゃ。
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